小学校にて発達障害理解授業を行いました。

鶴見区の小学校の授業にお呼びして頂き、「発達障害ってなあに?」という題目で4年生に授業を行いました。

違いがあっても仲良くしましょう、という抽象的な話ではなく、困り感とその対処方法を中心にお話をしました。

川崎フロンターレさんの感覚過敏体験動画の視聴や、mahoraノート・リーディングトラッカーといった授業参加の補助グッズや困り感対処のハウツーの紹介が今回の授業のメインです。

リーディングトラッカーを体験してもらう場面では「これ、俺も使いたい!今まで読みにくかってん!」という声も聞こえました。

”障害”を考えるときには環境が抱えるバリアに注目する視点が非常に大切です。

車いす利用の方にとってのスロープ、視覚障害の方にとっての点字ブロック、などの外側から見える障害に関しては環境が抱えるバリアへのイメージを持ってもらいやすいと思います。

しかし、発達障害のような外側からは見えない障害に関しては、環境側のバリアをイメージすることは容易ではありません。何がバリアになっているのかがわからないからです。

感覚過敏体験動画を見たり、具体的なハウツーを知ることは、環境が抱えるバリアを知るきっかけになります。そしてそこがそれぞれの違いを理解するということのスタート地点になるはずです。

今回の授業を通して、環境を変える(やり方を変える)ことの大切さが少しでも伝わっていたら嬉しいです。