おおさか高校内居場所シンポジウム2025が開催されました。

 

あそーとが実行委員会の一員として企画運営を行っていましたおおさか高校内居場所シンポジウム2025が、8月4日(月)府立中央高校にて開催されました。

当日は現地オンライン合わせて100名を超える方々にお集まり頂きました。オンラインは沖縄、岩手、東京、神奈川、長野と各地よりご参加を頂いております。ご参加頂いた皆様ありがとうございました。

シンポジウムの前半は、全国で初めての高校内居場所カフェである西成高校となりカフェを開設したofficeドーナツトークの辻田氏より「居場所カフェのこれまでとこれから」というテーマでご講演を頂きました。小児期逆境体験(ACE)と子どもの権利擁護の観点から居場所カフェを捉えることで、今後のカフェの役割がより明確化されました。子どもに関わる支援者は、子どもの権利という視点を常に持って子ども達に関わっていかなければなりません。

後半のディスカッションでは、大阪の高校で校内居場所を実践する6団体から担当者が集まり、各校のこれまでの振り返りと今後の展望についての意見交換が行われました。当法人代表の石原もパネリスト兼司会として登壇しております。高校生達にとって安心・安全の場所となるためにはどのようなことが必要なのか、居場所の価値とは何なのか等、さまざまな意見が飛び交い充実した時間となりました。

13年前1校にて始まった高校内居場所カフェは、今では大阪府内21校にまで広がっています。あそーとはそのうちの4校を担っております。より多くの高校生に心地よい居場所と支援を提供できるよう、他団体とも協同しながら、大阪での高校内居場所カフェの取り組みを前に進めていきたいと考えています。