2学期の校内居場所カフェスタートしています。

2学期も始まり校内居場所カフェもスタートしています。

茨田高校ココカフェでは先生によるタロット占いが人気です。なんと先生のマイタロットカード。

横から占いを見ていると、高校生達がすっきりしていくように見えます。悩みの原因の問題それ自体が解決するわけではないけれど、終わった後はなんかすっきりしているんですよね。悩みのシェアというか、自分の悩みを自分だけのものにせずに外に出したことが、すっきりに繋がっているようにも感じます。

日々の生活、日々の人間関係、高校生であれ大人であれ、悩みは尽きません。生活をしていく上で悩みがあるのは仕方のないことです。問題はその悩みがケアされずに積み重なっていくことです。悩みが積み重なっていくと、問題解決に立ち向かっていく元気も削がれてしまいます。

具体的な解決策を知っているから問題解決に取り組んでいけるのではなくて、悩みへのケアがあるから問題解決に取り組んでいけます。これがエンパワメントの第一歩目です。

10代後半はまだまだ保護者や近しい大人からのケアが必要とされる時期です。悩みやしんどさへのケアがあるからこそ、日々の成長に向かって取り組んでいくことができるのですが、家庭や生活の状況によってはケアされる機会が乏しい高校生もいます。

校内居場所カフェは問題解決の場所ではなく、ケアの場所です。はいどうぞおつかれと手渡されるドリンク、しょうもない話をしながらのUNO、弱音と愚痴をただ聞いてくれる友達や大人、そんな特にパッとしない地味で落ち着いた時間が高校生達をケアしているのだと考えています。