常連になってくると、ドリンクのおかわりはセルフで済ませる高校生が出てきます。

カウンターでのやりとりは大切なコミュニケーションの一場面なのですが、こちらも慣れにかまけて「自分でやっといて」とときどき言ってしまいます。(これはこれで常連感の醸成に繋がるとも思っています。)

1年生のときから常連の3年生は、いつも慣れた手つきでドリンクとおやつを受け取り、友達と楽しく過ごしていました。

そんな手慣れた彼女ですが、おかわりのときの「自分でやっといて」だけは華麗にスルーし、カウンターにスタッフが戻ってくるまで待ってドリンクを注いでもらいます。

そこで自分がやらざるを得ない家事の話をボソボソと話してくれます。

ドリンクを注いで「おつかれさま。」と渡す、これも高校内居場所カフェで行われるケアの1つです。

ケアされる時間は、もう少し頑張ってみようかな、に繋がっていくと思っています。